SUPは保管方法次第で“寿命”が変わるアイテムです。
とくに冬は気温差・湿気・直射日光などの影響で、
劣化しやすいシーズン と言われています。
この記事では、
SUPを長持ちさせる冬の保管方法とメンテナンス を
初心者にも分かりやすくまとめました。
目次
SUPが冬に劣化しやすい理由
① 気温差で素材が縮む
冬は気温が下がることで、生地が硬くなったり縮むことがあります。
硬くなった状態で折りたたむと、折り跡が深く残ることもあるので要注意。
② 湿気でカビが発生しやすい
乾燥が不十分だと
- デッキパッド
- ボード内部
- フィンボックス周り
にカビが発生することがあります。
③ 直射日光による紫外線ダメージ
冬でも紫外線は強く、
特にインフレータブルSUPは影響を受けやすい素材です。
④ 空気を入れたまま放置は気圧が変動
冬は気温が低い → 空気の体積が縮むため、
パンパンに膨らませたまま放置すると変形の原因 に。
冬におすすめの保管方法
① 完全に乾かす(最重要)
SUPを長持ちさせる第一条件は「乾燥」です。
- デッキ面の溝
- ノーズ・テールの端
- フィン周り
- バルブ付近
これらに水が残りやすいので、
タオル+半日程度自然乾燥すると安心です。
② 膨らませたまま保管する場合
- 空気圧は 7〜10PSI に下げる
- 立てかけるならクッションを挟む
- 直射日光の当たらない室内(壁に当て布)
膨らませたままの方が折り跡がつかないので、
スペースがある人には最もおすすめの保管方法。
③ 空気を抜いて収納する場合
- ボード内部の湿気を抜く
- 毎回折り方を変える(同じ折り目は劣化の元)
- 収納バッグは風通しの良い場所に置く
- バッグ内に除湿剤を入れると安心
室内・屋外の保管ポイント
✔ 室内保管
メリット:最も劣化しにくい
注意点:暖房で温度差が激しい部屋にはおかない
✔ 屋外保管
メリット:スペースを取らない
注意点:
- 紫外線カバー必須
- 雨・湿気対策に通気性の良い場所を
- 直接地面に置かない(底が劣化)
SUPを長持ちさせるメンテナンス
① 塩水・砂をしっかり落とす
海で使った後は必ず真水で洗う。
表面の塩が残ると、生地が硬くなったり劣化が早まる。
② 専用クリーナーで表面保護
市販のSUP/カヤック用クリーナーは
紫外線ダメージを減らす効果も◎。
③ バルブ・フィンボックスの点検
緩みやゴミ詰まりは水漏れ・空気漏れの原因に。
④ 小さな傷は冬のうちに補修
気温が低い冬は作業がしやすく、
来年シーズンに安心して使えます。
やってはいけないNG保管
- 濡れたまま丸めて収納
- 夏場の車内に放置
- 湿気の多い倉庫に密封
- ボードの上に重いものを載せる
- 同じ折り方を固定化する
まとめ
冬はSUPの寿命を左右する大切な季節。
しっかり乾燥させ、空気圧や折り方に気をつけるだけで
劣化のスピードは大きく変わります。
正しい保管をして、
来シーズンも気持ちよくSUPを楽しみましょう!
