SUP(サップ)を始めるときに必ず必要になるのが「パドル」。
でも、初心者の方が最初に迷いやすいのもまさにパドルです。
- 長さはどれくらい?
- 素材はアルミ?グラス?カーボン?
- ブレードの形って何が違うの?
- 女性でも扱いやすいのは?
- 家族で共有できるタイプは?
ひとことでパドルと言っても、選び方で 漕ぎやすさ・疲れやすさ・安定性 がまったく変わります。
この記事では、SUP歴・体力に関係なく誰でもぴったりのパドルが選べるように、必要なポイントをわかりやすくまとめました。
これからSUPを始めたい初心者さん、家族で楽しみたい方、女性・体力に不安がある方でも失敗しない選び方がわかります。
SUPのパドルは「ただの棒」じゃない|選び方で疲れにくさが変わる
SUPのパドルは、ただ水をかく道具ではありません。
パドルの 長さ・素材・ブレード形状 が違うだけで、
- 肩や腰の疲労
- ボードの安定性
- 進むスピード
- 一漕ぎごとの軽さ
これらが大きく変わります。
特に初心者の場合、重いパドル・長すぎるパドル を使うと疲れてしまい、SUP本来の気持ちよさを感じにくくなってしまいます。
まずは結論として、パドル選びで最優先すべきは以下の3つです。
① 長さ
② 素材
③ ブレード(先端)の大きさ・形
ここさえ押さえておけば、まず失敗しません。
選ぶポイント①:パドルの【長さ】
パドルの長さは、SUPの「快適さ」を決める超重要ポイントです。
基本は「身長+20〜25cm」
例:身長160cm
→ 180〜185cm のパドルがベスト
▼ 長さの目安(身長別)
- 150cm → 170〜175cm
- 155cm → 175〜180cm
- 160cm → 180〜185cm
- 165cm → 185〜190cm
- 170cm → 190〜195cm
※伸縮タイプなら微調整できるので安心
初心者は「可変式(伸縮)」が最強
家族で共有できる
自分に合う長さを探せる
車やバッグにも入れやすい
最初の1本は 可変式でOK!
選ぶポイント②:パドルの【素材】
パドルは素材によって重さやしなりが違い、漕ぎ心地に直結します。
初心者向けに、わかりやすく表にまとめました👇
| 素材 | 特徴 | メリット | デメリット | どんな人向け? |
|---|---|---|---|---|
| アルミ | 重い・安い・丈夫 | 価格◎ | とにかく重い | とりあえず安く始めたい人 |
| グラスファイバー | 軽い・しなる | 疲れにくい | アルミより高い | 初心者・女性・ゆったりクルーズ |
| カーボン | 超軽い・反応が良い | 肩や腕が全然疲れない | 価格が高い | 本格派・女性に人気・長距離 |
選ぶポイント③:ブレード(先端)の形
パドルの先端(ブレード)も重要です。
| 大きいブレード | 小さいブレード |
|---|---|
| ・一漕ぎの推進力が強い ・そのぶん腕が疲れやすい ・スピード重視の人向け | ・軽い ・コントロールしやすい ・長時間漕いでも疲れにくい → 女性・初心者・ゆっくり楽しむ人に最適 |
はじめてサップをする方には、手軽な小さいブレードのパドルがおすすめです。
パドルは「軽さ」が正義|重さもチェックしよう
重さはパドル選びでとても大事。
たった100g違うだけで疲れ方が全然違います。
▼ 重さの目安
アルミ:900〜1100g
グラスファイバー:700g前後
カーボン:500g台〜600g
初心者の方で
「SUPをもっと楽しみたい」
「長く漕いでも肩を痛めたくない」
という人は、軽いパドルを選ぶと世界が変わります。
【初心者向け】目的別のおすすめパドル
ここでは、目的別でどのタイプを選べばいいかを紹介します。
家族で使いたい(子ども&大人)
→ 可変式グラスファイバー
女性でも扱いやすい・疲れたくない
→ 軽量カーボン × 小さめブレード
スピードを出したい・距離を漕ぎたい
→ カーボン × 大きめブレード
まずは安く揃えたい
→ グラスファイバー(アルミよりおすすめ)
まとめ|自分に合ったパドルは疲れにくくて楽しい
SUPパドルを選ぶときのポイントをまとめると…
パドルの長さは「身長+20〜25cm」
初心者は可変式が安心
素材は軽いほうが良い
女性・体力に自信がない人はグラス or カーボン
ブレードは小さめが扱いやすい
重さはとても大事(できれば700g以下が理想)
パドルはSUPの“相棒”です。
自分の体に合ったものを選ぶだけで、
SUPの楽しさも快適さも大きくアップします。
ゆったり景色を楽しみたい人も、家族で遊びたい人も、
ぜひ自分にぴったりの一本を見つけてみてください。
