目次
はじめに
SUP(サップ)は、
「乗り方を知れば簡単」と言われる一方で、
- 思ったより進まない
- すぐ疲れる
- まっすぐ進めない
- 立てたけど安定しない
など、やってみて初めて気づく失敗がたくさんあります。
でも安心してください。
それらの失敗は 才能や運動神経の問題ではなく、ほぼ原因が決まっています。
この記事では、
SUP初心者がよくある失敗と、その具体的な対処法を
わかりやすく解説します。
SUP初心者がよくある失敗と対処法
失敗① まっすぐ進まない
原因
- パドルを遠くに突きすぎている
- 左右の漕ぐ回数がバラバラ
- フィンが正しく付いていない
- 空気圧が低い
対処法
- パドルは ボードの近くをまっすぐ引く
- 3〜5回ごとに左右を入れ替える
- フィンを出発前に必ず確認
- 空気圧は 15PSI前後 を目安に
失敗② すぐに疲れてしまう
原因
- 腕だけで漕いでいる
- 力を入れすぎている
- 姿勢が固い
対処法
- 腕ではなく 体幹(お腹・腰)で漕ぐ意識
- 力は6〜7割でOK
- ひざを軽く曲げ、リラックスする
失敗③ 立つとグラグラして怖い
原因
- 足の位置が前後にズレている
- 視線が足元に落ちている
- いきなり立とうとしている
対処法
- 足は ボード中央(持ち手付近)に肩幅で置く
- 視線は必ず 遠くを見る
- 不安定なら ひざ立ちに戻ってOK
失敗④ 風に流されて戻れなくなりそう
原因
- 風向き・風速を確認していない
- 立った姿勢で長時間止まっている
- フィンが小さい/ない
対処法
- 風速5m以上の日は出ない
- 流され始めたら ひざ立ちで漕ぐ
- フィン付きの安定ボードを使う
失敗⑤ ボードが沈む・安定しない
原因
- 空気圧不足
- 体重に対して浮力が足りない
- 厚みが薄いボードを使用している
対処法
- 空気圧を適正に入れる
- 初心者は 幅32〜34インチ・厚み6インチ を選ぶ
- 浮力に余裕のあるボードを使う
失敗⑥ パドルが水に引っかかる/抜きにくい
原因
- パドルの角度が寝すぎている
- 深く入れすぎている
対処法
- パドルは 垂直に近い角度 で入れる
- 足元〜腰まで引いたら抜く
- 無理に後ろまで引かない
失敗⑦ 方向転換がうまくできない
原因
- パドル操作が単調
- ボード後方を使えていない
対処法
- 曲がりたい側を 少し多めに漕ぐ
- 慣れてきたらテール(後ろ)寄りに立つ
- 初心者は大きく回ってOK
失敗⑧ 落ちるのが怖くて動けない
原因
- 落ちる=失敗と思っている
- 力が入りすぎている
対処法
- 落ちても安全な場所を選ぶ
- 落ちてもすぐ戻れると理解する
- 無理に耐えず、落ちた方が安全な場面もある
失敗⑨ パドルやボードを手放してしまう
原因
- リーシュコードを付けていない
- 落水時に慌てている
対処法
- リーシュコードは必ず装着
- 落ちたらまずボードを確保
- パドルは後回しでOK
失敗⑩ 楽しむ前に不安が勝ってしまう
原因
- 情報が少ない
- 失敗したらどうしようと思いすぎる
対処法
- 事前に基本を知っておく
- 初心者向けの環境・道具を選ぶ
- 「慣れるまでできなくて当たり前」と思う
📝 初心者が失敗しにくいSUPボードの条件
失敗の多くは ボード選び で防げます。
- 幅:32〜34インチ
- 厚み:6インチ
- 長さ:10〜11ft
- 浮力:体重+40kg以上の余裕
安定性の高いボードほど、
失敗 → 成功へのスピードが早くなります。
まとめ
SUPでよくある失敗は、
ほとんどの初心者が通る“普通のつまずき” です。
- 進まない
- 疲れる
- 立てない
- 流されそうになる
これらは、正しい原因と対処法を知っていれば
必ず解決できます。
焦らず、比べず、少しずつ慣れていけば、
SUPは 自由で気持ちのいい最高のアウトドア に変わります。
ぜひ今回の内容を参考に、
自分のペースでSUPを楽しんでくださいね。
